4-4-2でのプレス方法がわからない
FWが無駄にプレスに走って消耗してしまう
効率的なプレスをしたい
これらの疑問に回答します。
あれもこれも話すと長くなりますので
を解説する方向で進めます。
自分は中学時代からのウイイレ好きが興じてリアルサッカーの戦術にのめり込んでしまった人間。
アンチェロッティミラン、ファーガソンマンU、そして何よりコンサドーレ札幌を愛する30代です。
最近のウイイレは良い感じに進化してリアルサッカーの戦術がそのまま応用できる感じになってきていますので、リアルの定石を知ってウイイレに生かしてもらえれば幸いです。
4-4-2守備におけるFWの仕事は相手ボールをサイドに追いやること
これが4-4-2サイドプレスにおける2トップの役割です。
ボール奪取の必要はなく、SHとSBが待ち構えるサイドへボールを追いやることができれば成功です。
ボール奪取の主役はあくまでSHとSBの2ラインプレスです。
FWがプレスを行うタイミングと範囲
プレスのタイミングと範囲は重要です。
これを見失うとスタミナ面、組織のバランス双方が崩れ一気に効率を失います。
以下、タイミングと範囲に分けて解説します。
FWがプレスを始めるタイミング
相手がセンターサークルに達したら、相手から近い側のタッチラインへボールが向かうようにプレスをかけます。
そのために中央と逆サイドを意図的にカットしてください。
2方向のカットは一見難しいですが、そのための2トップです。
2者の連携でうまくパスコースカットできるよう状況に応じて一工夫です。
FWがプレスをする範囲
横幅の話をします。縦幅は得点状況で変わるものなので後ほど別に解説。
ペナルティエリアの横幅を超えるほどにサイドへボールが流れたら、そこから先はSHがプレスをします。
その際、FWはボールが再び中央に戻ってくることのないよう中央へのコースをきっちり切ってください。
相手がサイドでのドリブル突破かサイド内でのパス交換を選択すれば、FWとしての役目は果たせています。
相手がバックパスをした場合も守備としては成功。
その場合は再び相手がセンターサークルに達するのを待ち、FWが中央からサイドへボールを追いやりましょう。
ビハインド時はプレスのタイミングを前のめりに
ここまでの解説は得点がイーブンの場合のもの。
ビハインドで相手が逃げに徹している場合は状況が変わってきます。
ビハインド時の対応は、
これで対応します。
以下、方法、FWの動き、注意点について説明します。
定石:ディフェンスラインを上げる
ディフェンスラインを上げることでチーム全体のポジションを前に動かします。
仮にディフェンスラインを上げないままFWの意識だけが前に向かった場合、FWと他選手との間の距離感が破綻して4-4-2のゾーンディフェンスが機能しなくなります。
相手の思うつぼです。
相手はこちらの距離感崩壊を狙って自陣でのポゼッションをゆるりと行っているのです。
FWプレスのタイミングは相手PA近くにもなる
FWプレスのタイミングは状況次第ではありますが、極端な場合相手PA近くになることもあります。
守備のメカニズム自体はイーブン時と同じですので、FWの役割は変わりません。
FWがボールをサイドに追いやり、SHにマークを受け渡した後はサイドチェンジを妨害します。
注意:DFはロングパスのリスクを背負う
イーブン時と比べ最も立場が変わるのがDFラインです。
チーム全体のポジションを前に上げたことにより、DFラインの後方には広大なスペースが生まれます。
このスペースへのロングパスやスルーパスを警戒しなければなりません。
相手が嫌な性格をしている場合、このタイミングで俊足系のFWを途中投入してくることもあるでしょう。
一瞬でも気を抜いてしまうと一気にFWに独走されてしまいます。
チームとしてのコンパクトさと機能を保ち、プレス濃度の薄い場所が生まれないようにしなければなりません。
ボールホルダーに対して正確にプレスがかかっていれば、決定的なロングパスは出せませんので。
4-4-2プレス理論のウイイレ2019への応用
イーブン時はリアルの定石を普通に実践
まずは工夫なしでリアルサッカーの定石通りに動かしてみます。
それで不具合が出るようであれば、ゲームプランを色々といじってみましょう。
監督は【プレッシングエリア:サイド】【コンパクトネス高め】
の特長を持っている監督が向いています。
ビハインド時は定石反映が難しい
こちらが難しい。
できる方策としては3つ。
【サブ戦術】【攻撃レベル調整】【ライン操作】です。
ライン操作を手元のコントローラーで試合中に頻繁に行うのは現実的ではありませんので、残り2つを用いるのが良いですね。
サブ戦術はポジション調整で全体の位置を可能な限り前に設定。
もちろんライン同士の距離感は変えないように。全体的にそのまま前です。
サイドプレスでなおかつDFラインの高い監督がいる場合はサブ用に設定するのもアリです。
攻撃レベルを上げることでもチームは全体的に前のめりになります。
ただし攻撃への参加人数が目に見えて増えるのでカウンターには注意。
シュートで攻めきりましょう。

まとめ【FWの仕事はサイドへの追い込みとサイドチェンジ阻止】
まとめます。
- FWの守備タスクは相手ボールのサイドへの追い込み
- SHにマーク受け渡し後はサイドチェンジの阻止を担う
- FWの行動範囲はペナルティエリアの幅程度まで
- ビハインド時はディフェンスラインを上げてチーム全体を前に動かす
4-4-2のゾーンディフェンスはサイドプレスが基本です。
距離感の維持を鉄則に生まれるコンパクトネスでプレス濃度を一定に保ち、ホルダーのプレー精度を下げていきましょう。
コメント