4-4-2フラットでサイド攻撃をする際のパターンを一つ作ってみましょう。
目的は4-4-2の特性を活かすこと、そしてプレーから迷いを減らしスピード感のあるサッカーを体現することの2点です。
筆者はレート700の中堅プレイヤー。わりと通用する機会が多いプレーですよ。
今回のパターンの目的
CBを起点とした攻撃
CBがボールを保持しある程度ポゼッションできている場面からの攻撃です。
ショートカウンターではない、自陣からの攻撃手段の一つとして使います。
いい形でのクロスボールを入れる
ドリブル突破ではなくパスワークでの崩しです。
最終的にはSH→ファーサイドFWへのクロスボール打ち込みを目指します。
クロスというと背の高いFWじゃなければだめというイメージがありますが、このパターンは多少相手を崩した状態に打ち込むクロスです。なので軌道の質を工夫すれば背が低くてもゴールにつながります。
4-4-2サイドアタックパターン紹介
CB→DH→CB→SH→ニアFW→SH→ファーFWのパスワークです。
CBからボランチへパス
CBが起点。
ボランチに向けてパス。
普通のグラウンダーパスで良いでしょう。
ボランチからCBへリターン
ボランチからCBへリターンパス。
このパスはスルーパスボタンで出すとリズムが良くなります。
ダイレクトパスがおすすめ。
CBからSHへ展開
CBからSHへの展開。
ここは無心でダイレクトパス。
スルーパスもしくはフライスルーパスが良いです。
相手がいても関係なしに出します。パターンってのはそういうことです。
戦術の信じ込みによってプレーから「選択」を無くすことがパターンの目的です。
SHからFWへくさび
SHからFWへくさびパス。
普通のグラウンダーでおk。
これもダイレクトです。
迷いなくスピード全開で一気に攻め立てます。
FWからSHへリターン
FWもダイレクトでSHへリターン。
これはスルーパスかフライスルーがおすすめ。
このポストで相手CBがFWに食いつきます。
食いついて生まれた一瞬のDFラインの揺れを見逃さずに次の動作へ。
SHからファーサイドのFWへクロス
今回の目的。SHからファーサイドのFWへ向けてクロスを打ちます。
ここではプレー選択。
基本的にはダイレクトか2タッチでクロスを入れるところですが、局面によってはそこからドリブルで抉りに行っても良いでしょう。
待ち構えるFWのタイプによって、速いクロスをシュートさせるか高いクロスに折り返させるかの判断もしてください。
パターン攻撃はアタッキングサードまでの持ち込みが目的。
最後、ラストワンマイルはどうしても個人技と身体能力です。
効果的な相手、シチュエーション
4バック殺しのパターンです
4バックの相手に対してこのパターンがハマるとファーサイドのFWと相手CBの1対1が生まれます。
相手CB2人の連携を完全に切り離す事ができるので、4バック殺しのパターンと言えます。
CBDH間のパスコースチェックが甘い相手に特効
あまりいませんが、こちらのCBとDHの間のコースを切ろうとしない相手が稀にいます。
そういった相手に対してはこのパターンの起点が楽々作れますのでやりたい放題できます。
最初はチェックしていても点差が動くと途端にそれをやめる人もいるのでその辺も意識して観察してみましょう。
パターンに適した味方選手の配置と適性
能力の高いFWをファーに配置
最終的にファーFW対相手CBの一対一を作るためのパターンですので、そこを勝てる選手を配置します。
実際は両サイド使うと思いますのでファーに配置も何もないとは思いますが。
スピードのあるSH
CB→SHの部分がスピード勝負になりがちなのである程度のスピードは欲しいです。
とは言ってもCBとDHのタイミングがしっかりハマっていればそれなりのスピードで十分です。別に90とか95とか用意しようというわけではありません。
まとめ【パターンを作りプレーから迷いを無くす】
まとめます。
- 中央に当てつつワンツーの連続でサイド突破
- ポストプレーで多少崩れた瞬間のクロスを狙う
- パターン化はプレー選択のスピードを高める
4-4-2フラットの必殺技が2トップへのロングボール中央突破なら、サイドアタックは4-4-2の基本攻撃です。
常に同じパターンが通用するわけではありません。
ですが基本攻撃をパターン化しておくことは、プレーから迷いをなくし効率的な攻撃を組み立てる武器となってくれることでしょう。
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