2トップは攻撃パターンを色々と工夫できるところに面白みがあります。
攻撃のオプションとして、FWにクロスを上げさせるパターンを提案します。
2トップ同士でクロスを上げる攻め方
FW同士のパス交換は、一般的に✖︎ボタンもしくは▲ボタンによるグラウンダーパスで行われがち。
それをあえて●ボタンのクロスでやってみようと言うものです。
崩しパターン①:FWが縦にドリブルしマーカーを振り切る
まずはFWが縦に走りマーカーを剥がします。
基本的にPA内で行います。
FWがボールを持つと横方向へのカットインを切ろうとする相手が多いですので、縦へのダッシュは思いの外決まりますよ。
崩しパターン②:SHから同サイドのFWへスルーパス
もう一つのパターンとして、SHがボールを持ち込み、同じサイドにいるFWへスルーパスをすると言うものもあります。
この場合も結果としてはFWがPA内を縦に走った状態が作られることになります。
スルーパスの方向はゴールへ向かわせるのではなく、PA内を縦に走らせるようなつもりで。
FWにはマーカーが付いていますが、FWとマーカーをヨーイドンさせるイメージでスルーパスを出してあげてください。
イメージしにくい人は鹿島アントラーズの試合をみるといいです。しつこいぐらいにこのプレーやってますから。
Jリーグで4-4-2を見たければ、鬼カウンターのFC東京と効率的な攻めにこだわる鹿島アントラーズが2大教科書チームです。
フィニッシュ:ニアへのクロスかファーへの高弾道クロス
マーカーを振り切ったらダッシュ状態のままクロスを上げます。
ニアであれば通常のクロス。
ファーであればR2を押して高弾道のクロスが良いです。
FWが縦に走ったそのエリアからファーを狙おうとすると、どうしてもクロスの軌道上にGKがいてしまうので。GKをかわすための高弾道です。そもそもクロスはファー=高弾道がセオリーですね。
味方の位置に合わせ方向入力できれば尚良し
縦に走ってクロス。これだけです。
可能であれば、もう1人のFWの位置を見て方向キーを入力しながらのクロスが蹴れれば理想ですね。
ダッシュで振り切っている間に一瞬目を離して逆サイドを確認してみてください。
特にニアクロスの場合はニア方向(クロスを蹴る方向の逆、タッチライン側)に方向キーを入力し続けておくことで、クロスを受け取る側もいち早くクロスボールに反応しニアへ飛び込んでくれます。
FWがクロスを上げるメリット
FWがクロスを上げるメリットは次の3つ。
- 距離が近い
- フリーになりやすい
- 相手にカットされにくい
それぞれ解説します。
距離が近い
FWクロスのメリットは何と言っても距離が近いこと。
クロスは距離が近ければ近いほどに精度が上がります。ゴールに直結するプレーとなります。
詳しくは以下の記事を参考にどうぞ。

フリーになりやすい
FWがPA内で縦に突破することは相手があまり予想しないプレーです。
縦に走るとシュートコースが狭くなってしまうため、多くのプレイヤーはFWに横方向のカットインをさせようとするのです。それこそデルピエロのような。
そのため、縦か横かの2択で縦へダッシュすることは、思いの外FWをPA内でフリーにしてくれます。
フリーになった次の瞬間、逆サイへクロスです。
相手DFに邪魔されにくい
何度も繰り返しますが、相手プレイヤーはカットインからのプレーを徹底的に切ろうとします。
そのため、横方向のグラウンダーパスのルートは真っ先にカットされてしまいます。
そこで浮き玉です。
FWが突然ドリブルをすれば、相手はそのFWを止めに行くかもう1人のFWのマークを維持するかに悩みます。
結果、もう1人のFWのマークを緩めつつもパスコースだけは切るような動きでドリブルしているFWへのプレスを試みます。
そこでクロスを上げれば相手がパスコース上にいようがクロスは通ります。
クロスを使おう
ウイイレ界にはどうもグラウンダーパス至上主義みたいなものがあるようで、攻撃も守備もグラウンダーパスを前提に組み立てられているような気配を感じます。ラストパスとしての浮き玉スルーだけは多用されていますが、つなぎとしての浮き玉パスは不思議なほどに見られません。
クロスにしろ、フライパスにしろ、蹴ってみると面白いほどつながりますよ。
相手がパスコースを切ってきたら、
「いいのかい?君がそこに立っていても浮き玉でパスしちゃえば普通にパス通るで!?」
と笑いながら短距離浮き玉パスをすりゃいいんです。飛距離を短めに入力すればちゃんと味方が受け取ってくれますから。●パス。
FWクロスでの攻め方まとめ
- 縦ドリブルかスルーパスでFWがPA内を縦に走る
- そのままニアクロスか高弾道ファークロス
- FWクロスは相手プレイヤーの意表を突きやすい
意外なほどに点につながりやすいプレーです。
2トップの攻めパターンの一つとして、試合の中に織り交ぜてみてください。
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