憎っくき3トップ。あれをどうにかして4-4-2で圧倒することを考えこのブログカテゴリを書き続けています。
今回は3トップでも使用率の高い、4-3-3を倒す方法というか考え方を書き並べてみました。
偉い人の解説ではありません。レート700程度の人間が書いた「提案」として皆さんの4-4-2戦術の参考の一つとしてください。
4-3-3の倒し方【攻撃編】
4-3-3を4-4-2で相手する際の攻撃の方針や相手の泣き所について。
4-3-3の弱点は両サイドバック
4-4-2で4-3-3を相手にする場合、攻めるべきは相手4バックの両端、SBです。
SHとSBの二人で相手SBを狙い撃ちすることを意識して攻撃を組み立てます。
サイドで数的有利を作れる
こちらがサイド攻撃をする状況で考えてみます。
こちらはSHとSBの2人。対して相手側はSBが1人でサイドの守備をしています。
よって基本的な考え方としては、SBを絡めた攻撃をすれば簡単にサイドを突破しクロスの体勢に持ち込める、という考え方で攻めていきます。
相手CHの1人が詰めてきたら?
サイドに数的不利が生まれる。そんなことは当然相手だってわかっています。そこで釣り出されてくるのが3CHの1人。一応2対2の状況が作られます。
そこで相手CHが積極的にプレスに加わってきた時は、サイド→中央→逆サイドの流れでサイドチェンジを仕掛けます。
CHがつり出されたということは、中央や逆サイドの中盤が手薄になったということ。
中央を経由したサイドチェンジを行い、逆サイドを徹底的に突くなり、中央でサイドチェンジを中断して中央突破するなりしていくと良いです。
4-3-3の倒し方【守備編】
カウンターを食らわないことが至上命題。
そのために、数的有利を意識したプレスをすることが方針となります。
3トップのカウンターは失点確率が高い
4-4-2はSBが攻め上がるシステムです。つまり攻撃時は事実上2バックのような位置関係になっています。
その状況で3トップのカウンターが始まってしまうと、生まれるのは2対3の数的不利。
3トップのチームというのは大体が快速スタープレイヤー達の運動会サッカーですから、数的不利カウンターなんぞやられてしまっては即失点です。
カウンター対策。中央でボールを失わない
まずは中央で絶対にボールを失わないこと。
そのために以下の意識を持ちます。
- 攻撃はサイドアタックで
- クロスは精度を高くするようこだわる
攻撃をサイドアタックで行うことで、ボールを失っても相手のパスコースが少ない状態でカウンターが始まるため、カウンターの速度を遅らせることができます。
また、クロスを跳ね返されると中央でボールを失ったのと同じような状況になってしまうため、相手の跳ね返しにくい精度の高いクロスを蹴るようこだわると良いです。
↓参考

リトリート後の守備は味方同士の距離感が命
カウンターを遅らせ、自チームが自陣に帰ってくることができれば、その後はゾーンディフェンスで3トップに対抗します。
ゾーンディフェンスは味方同士の距離感が命。
誰かが1人で群れを離れてプレスに行くということがあってはならないのです。
味方が近くにいる状態でプレスをかけ、1人目のプレスを交わされてもすぐに2人目が狩れるという状況が理想です。
ゾーンディフェンスについては詳しく解説したページがあるので参考にしてください。


4-3-3相手に効果のあるコンセプトアレンジ
コンセプトアレンジは、サイドアタックとゾーンディフェンスという攻守の目標を具体化させることを考えて設定します。
ディフェンシブを両DHに
DHは守備に専念させます。
ゾーンディフェンスで徹底的にパスコースカットすべきは中央エリア。CBとDHの間、DHとFWの間、その2つのスペースを徹底的に潰すことが基本です。
そのため、攻撃はSHに任せきりにする方針で、DHにはディフェンシブを設定し攻め上がりをやめさせます。
常時起動でOKです。
カウンターターゲットを両SHに
カウンターターゲットを左右SHに設定し、点を取りたい時だけ発動させます。
この状態でカウンターが始まれば、かなり有利な状況のチャンスを作ることができます。
ただし、これは非常にリスクの高い戦法です。理由は4-4-2のSHが本来ボール狩りの主役であること。
SHのプレス意識が薄まると4-4-2ゾーンプレスという守り方自体が機能しなくなる可能性があります。
どうしても点が欲しい時に一時的に発動させる必殺技として設定しておいてください。
4-3-3対策はサイド制圧とカウンター阻止が重要
相手の守備の弱点はサイドアタック。サイドから攻めることは、カウンターの被害を抑えることにもつながります。
SHSBの連携でサイドを苛烈に攻め立て、ペナルティエリアにサイドアタッカーをガンガン侵入させていきましょう。
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